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自動車整備士の将来性

海外では急速に普及しているカーシェアリングは日本でも増えると予想されます。
タイムズ「タイムズカーシェア」、DeNA「Anyca」など、カーシェアリングの種類も増加しています。
自動運転機能搭載の影響により、多くの人は車を自分で運転する必要がなくなる便利な時代です。
日本政府は、2020年の東京オリンピックに向けて、自動運転車を実現するという目標を掲げています。
「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP) 自動走行システム 研究開発計画」では、2030年をめどに自動運転車の普及を目指しています。
今後は、車の販売台数の減少していくことは避けられない事実です。
自動運転機能搭載のカーシェアリングが普及すると個人から車の修理・整備を依頼が減るでしょう。

自動車整備士にもグローバルの波が来る

国内のメーカーや整備士工場にもグローバル化の波が来ています。
自動車整備士の人手不足の解消のために外国人の整備士を積極的に採用する企業が増えました。
トヨタや日産、ホンダなど日本の自動車整備の技術は高く、発展途上国では日本の整備士を目指す外国人も増えているのです。
今後、自動車整備士は外国人の整備士と一緒に働く機会も多くなり、チームの連携も求められるでしょう。

自動車整備士の仕事内容が変化する

自動走行システムの普及に伴い、自動車整備士の仕事内容も変化していきます。
自動運転機能の搭載など、IT化・コンピュータに対応できる整備士が求められるのです。
電子制御システムには、衝突回避ブレーキアシスト装置、車線維持支援などの自動運転技術などが挙げられます。
従来、2級自動車整備士の資格保有者はほとんどの業務に対応することができました。
今後は、車の傷やへこみを直す仕事は減り、新技術の登場によるIT知識が求められます。
ハイブリッド車や電気自動車、水素自動車など次世代自動車の整備には、2級以上の需要が増えるのです。
自動車整備士の新たな技術が求められていますが、現状は人材の育成は追いついていません。
今後、自動車整備士として活躍するには、先進技術に対応する知識や技術は不可欠です。
フロント業務や営業などの経験のあるサービス・エンジニアは会社経営に携わるキャリアパスも用意されています。

将来の自動車整備士の役割

これからの自動車整備士はどんな役割を担っていくのか見ていきましょう。
自動車整備士には、HV車や電気自動車など新技術への専門的な技術を提供する役割があります。
自動車にAIが導入されるため、自動運転の技術や知識を学ぶことも大切です。
そして、これまで以上に環境に配慮した点検整備、車検整備、車体整備が求められるようになります。
自動車整備士は、車を点検・整備する技術者という役割だけでなく、 顧客の細かな要望に応える必要があります。
地域密着型の枠を超えて、経済の活性化、雇用創出の責任も担うようになるでしょう。

これからの自動車整備士に求められること

ここからは、今後の整備士に求められることを見ていきましょう。
自動車技術の進歩や変化に柔軟に対応できる整備士を目指すことが求められます。
環境に優しい自動車が増えるため、古くなった車両や部品を交換・廃棄することも多くなります。
ハイブリッド自動車や電気自動車などに精通した整備士はIT企業でも需要が高いです。
地元密着の側面があった整備工場も、今後は遠方の法人から大量にメンテナンスを引き受けることも多くなります。
常に向上心と探究心を持ち、幅広い知識と修理技術を身につけると可能性は広がるでしょう。
自動車業界は大きな変換期を迎え、自動車整備の仕事がなくなると心配な方は多いかもしれません。
実際に自動車整備士の仕事内容は変わることがあっても、仕事が無くなることはありません。
ただし、少子高齢化やカーシェアリングの普及により、個人から故障や修理の依頼を受けるケースは格段に減るでしょう。
様々な業界でコンピュータの知識や技術が求めらている様に、自動車整備士にも高度な技術が必要になります。
今後も自動車整備士として、最大限に実力を発揮できるように、将来を見据えたキャリアプランを設計することが大切です。

自動車整備士に将来性はあるのか?現状と時代と共に変わる役割

近年、ハイブリッドカーや電気自動車など新たなタイプの自動車が続々と登場しています。
まさに世界的に「自動車の変換期」が訪れていると言っても過言ではないでしょう。
自動車が様変わりした背景には、自動車の排出ガスを抑えた「環境問題」に配慮していることが挙げられます。
IT・コンピュータを導入した自動車が増える中で、自動車整備士という仕事は生き残れるのでしょうか。
結論から言えば、将来この世から自動車が消えることはなく、整備士の仕事がなくなることもありません。
自動車整備士の仕事が完全に消えることもありませんが、求められるものは確実に変わってきます。
そこで今回は、自動車整備士の将来性と時代と共に変わる役割を詳しく見ていきましょう。

自動車整備士の現状

日本は全国的に少子高齢化に伴い、自動車整備士が不足しているのが現状です。
日本自動車整備振興会連合会が公表した平成26年「自動車整備白書」によれば、全国約9万件の整備工場の中で、約50%は人手不足と答えています。
特に従業員10人以下の中小整備工場の場合は、整備士一人あたりの業務が大きく、人手不足が深刻な状況にあります。 
近年は、若者の間で自動車を所有する人が減っており、整備士を目指す人も減っているのが現状です。
自動車整備士を志望する若者が減ると、当然ながら関連する大学や専門学校への進学率も低くなっています。
若手人材が自動車整備士の資格を取得しても、低収入と職場環境の過酷さから離職する人も多いです。 
整備士の人手不足により、業績悪化して整備工場の数が減ってきていることも現状です。
整備士の業界は、少子高齢化により、人手不足と若手人材の確保が難しく、厳しい現状であることは事実といえます。
今後は、多数の自動車整備工場が閉鎖に追い込まれることも予想されます。

将来は自動車整備士の仕事はなくなる?

日本は超少子高齢化に突入し、将来的には自動車の保有台数が減ることが分かっています。
自動車の所有者が減るので、将来は整備士工場も減ると見込まれます。
しかし近年は、電気自動車やハイブリッドカーといったITを導入した車の技術の進化が著しいです。
ガソリン自動車は、排気ガスのクリーン化技術が搭載され、CO2の排出量は環境基準に適応しなければなりません。
自動運転や安全装置が普及するに伴い、自動車事故や傷やへこみなどの故障は減ると予想されます。
ハイブリッドカーや電気自動車の登場により、従来の整備士の仕事は機械に代行されるのも事実です。
今後は、電気自動車の整備に対応できない自動車整備業は縮小するでしょう。
その一方で、コンピュータの最新技術を身につけた自動車整備士の需要は急速に高まると予想されます。
最新の高い技術力を身に付けた自動車整備士は今後のニーズが確実に高まると言えるのです。 
自動車整備士が自動車修理する機会は減りますが、業界から仕事が完全になくなることはありません。
これからの時代は、IT技術の点検や整備に柔軟に対応できる整備士が必要なのです。

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