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自動車整備士に転職する方法は?失敗しないための注意点

自動車整備士は、職場によって労働環境や年収・待遇が大きく変わります。
今よりも労働条件が良い職業を求めて、転職を考えている方は多いのでは?
少子高齢化と全国的な人手不足により、自動車整備士の求人数は多くあり、仕事探しには困りません。
しかし、自分の満足できる職場を見つけられるかどうかは別の話です。
今回は、自動車整備士が失敗しない転職をするために転職する方法と注意点を解説します。
初めて転職する方は転職するまでの流れも押さえて、効率的な転職活動を進めていきましょう。 

自動車整備士は異業種へ転職できる?

キャリアアップのために転職を検討する際に、自動車整備士は異業種に転職できるか気になるところ。
結論から言えば、自動車整備士は自動車業界に限らず、販売・飲食・運輸などの業界にも需要があります。
整備士の資格を活かせるカーディーラーや中古車販売員、技術アジャスターの仕事は、人気の転職先です。
自動車関連の会社へ転職する道が一般的ですが、他業種にも大きなチャンスがあるのです。
しかし、未経験業種にゼロから飛び込むよりも、これまで整備士として活躍した知識や経験を活かせる仕事の方が優遇される傾向にあります。
自動車販売の経験がある方は、職場によっては自動車整備士よりも年収や待遇が良くなることも。
高度な専門知識と技術が求められる整備士の職場を見つけると転職の成功率は上がるでしょう。

自動車整備士に人気のある転職先

自動車整備士は資格や経験・スキルを活かすことができる職場へ転職するケースが多く見られます。
ここからは、自動車整備士に人気のある転職先を見ていきましょう。

カーディーラー

カーディーラーとは、自動車メーカーと特約店契約を結んだ販売業者のことです。
お客様に新車や中古車の販売や購入手続きのサポートを行い、点検整備などのアフターサービスも提供しています。
自動車整備士は車の仕組みや構造を理解しているので、知識や経験を存分にを活かすことができます。
インセンティブ制度を導入している場合は、営業成績次第で大幅な年収アップも期待できるでしょう。
今の職場より条件の良い職場へ転職してカーディーラー整備士になる選択肢もあります。

中古車販売員

中古車販売員は自動車整備士の資格や経験・スキルを活かすことができる仕事です。
自動車整備の実務経験が6カ月以上ある方は中古自動車査定士の受験資格を得ることができます。
中古自動車査定士は中古車の買い取りや下取りの査定ができる資格です。

エンジニア

自動車メーカーでは、自動車エンジニアとして設計や開発職に転職する人も多いです。
メーカーの技術職は他にも、機械系エンジニア、IT系エンジニア、化学系エンジニア、医療系エンジニアなどが挙げられます。
設計や開発などに携わりたい方は、エンジニア職がおすすめです。

自動車整備士が転職する方法

自動車整備士が転職する方法は、転職サイトや転職エージェントに登録して求人を探す方法が一般的です。
マイペースに仕事をしながら求人探しや応募をしたい方は転職サイトを利用すると良いでしょう。
転職エージェントは専任コンサルタントが付き、書類の作成をアドバイスしたり、面接対策のサポートもあります。
面接日程調整や労働条件の交渉も代行してくれるので初めての転職にはエージェントがおすすめです。

転職成功させるための注意点

転職エージェントは、専任コンサルタントに希望の条件や経歴を伝えると、自分にあった仕事を紹介してもらえます。
転職エージェントは無料で利用できますが、3ヶ月程度のサポートとなります。
成功報酬の営利目的のため、応募を急かされることも少なくありません。
転職失敗しないためにも、転職エージェントの言いなりにならずに、自己主張をして強い気持ちで望みましょう。

自動車整備士が知っておきたい転職活動の流れ

初めて転職活動される場合は、転職活動の流れ・手順を押さえておきましょう。

ステップ①転職活動の計画を立てる

今の職場を退職して、新しい転職先は何月をめどに決めたいか計画を立てましょう。
転職活動を開始してから1~3ヶ月間で決めるケースが一般的です。
人によっては、仕事を続けながら情報収集に時間がかかり、半年〜1年かける方もいます。
転職活動は、ゴール設定を決めておくと無駄なく効率的に進めることができます。

ステップ②転職する理由を明確にする

転職活動は、なぜ転職するのか、理由をはっきりと明確にすることが大切です。
漠然と「今の職場に疲れたから」「人間関係が嫌だったから」「給与が低いから」と不満だけを並べるのはNG。
転職先でもまた同じ理由で悩むことになってしまうからです。
仕事を辞めるときはネガティブな気持ちになりますが、新しい職場ではポジティブな転職理由を示すことが重要です。
採用面接の際には、面接担当者に転職理由を必ず聞かれるので、明確にしておきましょう。
例えば、人間関係に疲れた場合は、「風通しの良い職場で能力を発揮したい」、「チームワークの連携を強めて、意思疎通を図りたい」と置き換えます。
給与に不満がある場合は、「努力や実績を正当に評価してもらえる職場で働きたい」と前向きな転職理由にすることができます。
ネガティブな転職理由は、面接官に「また同じ理由で辞めてしまうのでは…」と思われてしまうので要注意。
必ず希望を感じられる前向きな転職理由を決めて、口からスラスラ言えるようにしておきましょう。
転職理由を紙に箇条書きで書き出し、ポジティブな言葉に置き換えると整理しやすくなります。
転職活動では、今の職場を辞めて転職する理由を明らかにすることで、求人選びに迷わなくなります。

ステップ③希望の条件を挙げる

転職を成功させるためには、新しい職場に求める条件を紙に書き出して並べてみましょう。
年収、職場の場所、労働条件など、こだわりの条件をすべて出して、優先順位をつけていきます。
自分はどのような職場に転職したいのか、具体的な条件を挙げれば迷うことはありません。
例えば、年収アップが第一優先の場合、次の職場では同じ悩みを繰り返すことは避けられます。
今の職場よりも年収が高い職場を集中して探し、効率的に情報収集できます。
希望の条件を明確にしないと、求人はどれも良く見えてしまい、見れば見るほど迷ってしまうのです。
求人探しをする前に、新しい職場に求める条件は必ず明確にすることが大切です。

ステップ④自己分析をする

自己分析は就職活動の頃にやったけど、転職活動でも必要なの?と思う方は多いでしょう。
後悔しない転職をするためにも、自己分析をしておくことは大切です。
今まで経験した仕事、役職、身につけた専門能力、取り扱った車、資格などの詳細を紙に書き出し、自己分析します。
履歴書や職務経歴書には自己PRの欄があるので、強みをアピールするためにも大切な作業です。
最も印象に残る仕事はどんな仕事で、その体験から何を学ぶことができたか整理しておきます。

ステップ⑤業界・職種の研究をする

転職先は自動車メーカー、整備工場、中古車販売店など、どの職場が良いか業界・職種を研究します。
転職サイトや業界誌などをチェックして、希望する業界・職種を徐々に絞り込んでいきます。
気になる企業は仕事内容や給与・待遇だけでなく、事業内容、業績も確認しましょう。

ステップ⑥求人探しと情報収集

転職理由や転職先に求める希望の条件、業界・職種を決めたら、いよいよ求人探しを始めます。
転職サイトや転職エージェントに登録して、応募したい求人をチェックします。
自動車関連会社への転職は、複数の転職サービスに登録して、なるべく多くの求人に目を通しましょう。
応募条件や職種、待遇、車種などから優先順位をつけて、応募する企業の情報収集を行います。

ステップ⑦職務経歴書と履歴書を作成する

職務経歴書と履歴書は誤字脱字のないように丁寧に作成します。
整備士業務の経験者はこれまでの経歴やスキルをアピールし、志望動機・自己PRを記載します。
写真は採用担当者の第一印象を決定づけるため、服装や髪型も清潔感を心がけましょう。

ステップ⑧応募する

応募書類を封筒にいれて、表側に宛名に企業の名前と住所を書き、裏面に自分の名前と住所を記載します。
応募書類はコピーして手元に置いてから郵送にて応募しましょう。

ステップ⑨採用面接

当日の面接では、自己PRと志望動機、転職した理由を事前準備をして望みましょう。
笑顔で、ハキハキとした受け答えを心がけると採用担当者の印象が良くなります。

ステップ⑩内定獲得

企業から内定を獲得したら、いよいよ新しい職場での仕事がスタートします。
円満退職するために、会社や部署の都合を考えて社会人としての最低限のマナーを守りましょう。
業務の引き継ぎのために、 一般的に退職の意思表示は1~2ヶ月前に伝えます。
出勤初日は提出書類や整備工具が持ち込みを確認して、準備をしておきましょう。
自動車整備士は転職活動を始める前に転職理由や希望の条件を明確にすることが重要です。
新しい職場でも人間関係や年収の低さに悩むことがないように、求人を選ぶようにしましょう。
自動車整備士は資格や経験を活かして他業種への転職も可能です。
ご自身のキャリアプランを検討して、ぜひ転職を成功させてください。

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